アラブ首長国連邦ってどんな国?文化や産業・人々の暮らしをご紹介
アラブ首長国連邦、近年ビジネスだけでなく観光でも注目を浴びている国です。超高層ビルもあれば砂漠ツアーがあったり、海があったり…とにかく数日の滞在では満喫しけれないような場所です。
しかし、そんなアラブ首長国連邦の歴史や文化、宗教などについて皆さんは詳しく知っていますか?今回は、国の生い立ちや2022年現在の状況であったり文化面についても解説します。より詳しく知っておくことで、観光する際に現地への理解が深まったり楽しめますので、頭に入れておくといいですよ!
アラブ首長国連邦とは?中東地域の中でも観光立国って本当?
アラブ首長国連邦といえばどのようなイメージを持ちますか?まずは簡単に、アラブ首長国連邦の様子やなぜ観光立国として注目を浴びているのかチェックしましょう。
アラブ首長国連邦ってどんな国?
アラブ首長国連邦は7つの首長国からなる連邦制です。
・アブダビ
・ドバイ
・シャルジャ
・アジュマン
・ウンム・アル・カルワイン
・フジャイラ
・ラス・アル・ハイマ
18世紀後半、アラビア半島南部にもともと存在していた諸部族が海岸地帯に移住したのがきっかけでこの国の形成が始まりました。このような背景もあってか各首長国、独自の特色を出しているのも特徴です。
現在は連邦政府を敷いており、連邦評議会をトップに、大統領、副大統領が存在します。政治のアブダビ、経済のドバイといわれるほどで、政治の中心にはアブダビが締めています。
石油依存経済からの脱却を目指す現在
アラブ首長国連邦が存在する中東といえば「石油」。このイメージは強いですよね。実際、石油と天然ガスの資源は世界有数の埋蔵量を誇っています。国民の所得も高いため裕福なイメージを持つ方も多いでしょう。
しかし、そのアラブ首長国連邦も近年は石油経済依存からの脱却に注力しています。
というより アラブ首長国連邦 ドバイでは石油はもう出ません
特にドバイはアブダビに比べて埋蔵量も少ないことから先進的に取り組んでいた背景があります。
観光立国としても注目を浴びる
石油依存経済からの脱却という背景もあり、観光立国として注目を浴びていますが、中でも「ドバイ」は多くの人の耳に触れている名称です。旅行で「ドバイに行った」という感想を聞くことも多いため、ドバイが国の名称なのではないか…と感じるほどです。まさに観光立国への立役者とでも言える立場ですね。
ドバイはもともとハイエンド型観光都市という形で富裕層向けの作りを行ってきました。ビーチや数々の建築物も目を見張るものがあります。
宗教はどうなっている?歴史から見るアラブ首長国連邦
観光面でも注目を集めますが、歴史や宗教の実態をご存知ですか?特に宗教のルール面などは知っておくと現地に行った際に抵抗なく受け入れられますよ。
アラブ首長国連邦の生い立ち
18世紀頃にアラビア半島南部から移住した部族がアラブ首長国連邦を形成した、という話しを前述しましたが、元来、この地域周辺国からの支配を受ける地域でした。ただ、17世紀頃に遡ると、イギリスとインドの関係性からこの地域が戦略的に重要な地域である、という認識がなされます。
そのためイギリスとの結びつきが強く、イギリスの保護国に1892年頃にはなっていました。しかしその後の独立に向けた動きが功を奏し、アブダビ、ドバイを中心とする6首長国として1971年12月に独立がなされました。
地理的な特徴から湾岸地域との結びつきが強く、サウジアラビアとの関係も強いものがあります。
生活における宗教のルールはあるのか?
アラブ首長国連邦はイスラム教ですが、信教の自由は存在し、そこまで規制が強いもので張りません。また、その首長国によって変化するのも特徴です。経済中心で海外からの受け入れも多い、ドバイは一番ゆるいとされています。
他の地域では衣装に関して、男性はカンドゥーラと言う白い衣装、女性はアバヤと言う黒い民族衣装を身にまとい、顔を覆っている場合もあります。いずれも長袖で丈の長い服で、意識しなければ特に注意するものではありません。
まとめ
今回はアラブ首長国連邦の歴史や文化、宗教、産業、暮らしなどについて触れてきました。
ドバイへの観光が人気ですが、周辺の首長国についても知っておくとよりアラブ首長国連邦の旅を楽しめるかもしれません。観光面だけでなく、経済的にも魅力が多く、ビジネスで注目をしている人もおいでしょうが、イスラム教とアラブ首長国連邦の歴史を重きをおいて尊重し生活の場所を移すのであれば宗教や習慣を理解しておくのも重要です。
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